ポリカーボネート、処理PET用超光沢インキ
MIR-41000ミラーシルバー
MIR-41000ミラーシルバーは、ポリカーボネート、処理PET素材に対する印刷適性の優れたスクリーン印刷用ミラーインキ(鏡面インキ)です。
塩酢ビ系樹脂を使用していない為、人体・環境に優しいインキ設計となっております。メッキ代替として環境面、コスト面でメリットがあり、家電製品、携帯電話、その他の製品への展開が出来ます。
特徴
- 印刷適性に優れる
従来のミラーインキと比較してチキソ性が高く印刷に適した粘度であり、印刷適性に優れています。
抜き文字、凸文字等の印刷パターンにも適しています。 - 優れた鏡面形成、印刷適性とコストダウン
当社MIR-8100ミラーシルバーと比較して、鏡面形成・印刷適性に優れ、コスト削減が期待出来ます。 - 環境に優しい
メッキのような有害物質や塩酢ビ系樹脂を使用していない為、環境に対する安全性が高い。
◆MIR41000ミラーシルバーの性能比較表◆
当社試験による、MIR41000と当社MIRインキおよび他社インキの性能比較は以下の通りです。
ご参考にしてください。
相対評価:優[5]←→[1]劣
鏡面性 | 印刷適性 | 印刷時に斑が 発生しない |
印刷環境条件 | ||
---|---|---|---|---|---|
ライン乾燥 | BOX乾燥 | 高温多湿環境下で 安定して印刷可能 |
|||
MIR41000 |
4.5
|
4
|
5
|
4.5
|
5
|
MIR31000 |
3.5
|
3.5
|
3.5
|
4
|
5
|
MIR-8100 |
4
|
3.5
|
3
|
4
|
3
|
A(他社品) MIR-8100相当品 |
3
|
3.5
|
2
|
4
|
4
|
優れた鏡面性による光の反射の例
カラーバリエーションの一例
色と高輝度性による表現の例
用途
- 各種ポリカーボネート、処理PET素材への印刷で、ホットスタンプ箔や蒸着フィルム、メッキの代替に適しています。
- 家電製品の表示パネル、携帯電話のテンキー、メンブレンスイッチ、その他の製品への展開が出来ます。
印刷
*MIR-41000ミラーシルバーの印刷条件は下記の通りです。
刷版 | T-300メッシュ |
稀釈剤 | 稀釈は必要ありません。そのまま稀釈せずに印刷出来ます。 |
乾燥条件 | 80°C・30分(強制乾燥) |
硬化剤 | 硬化剤は必要ありません。そのまま印刷出来ます。 インサート成形に使用する場合は、200硬化剤を3%添加する事で、剥離強度が向上します。 |
- インキ成分の一部が経時で分離する事があります。御使用前にインキを十分に攪拌して下さい。
- T-300メッシュで印刷した際のマイレージは、約40~50m2/kgが目安となります。
- ミラーインキ単体でも基材に接着しますが、傷防止や光沢度・耐性向上の為にも、必ず押え印刷『MIBインキシリーズ』を行って下さい。
- ミラーインキの膜厚が3µm以上になると、押えインキとの間で層間剥離を起こす場合があります。
乾燥
- 加熱乾燥をして下さい。加熱乾燥温度と時間は、80°Cで30分の乾燥が必要です。
- ミラーインキを乾燥しないままMIBインキを押え印刷し、乾燥させると層間剥離を起こす場合があります。
以下は、乾燥工程でよくあるご質問です。その他のよくあるご質問はこちらのQ&Aへ。
ライン乾燥機で乾燥させる場合に、曇りが生じてしまいます。これはなぜでしょうか。 | |
シリンダー印刷機を用いてミラーインキ(鏡面インキ)をPC基材に印刷し、 ライン乾燥で仕上げたケース。
原因は、初期乾燥から高温で乾燥したことによるものです。 シリンダーで印刷のために、ライン乾燥機を使用する必要がありますが、 推奨の乾燥条件である80℃・30分の乾燥が行えないので、100℃.2分の高温で短時間の乾燥を行ったため、 印刷塗膜中の溶剤を乾燥すると同時に高温になってしまい、原反のPCシートを侵してしまったことが原因と推測することができます。
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ライン乾燥機で乾燥させる場合に、曇りが生じないようにするにはどうしたらよいのですか。 | |
次のような対策をとれば、問題は解決できます。
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