製品概要
UV SPS-5200クリアーは紫外線硬化型スクリーン印刷用クリアーです。柔軟、且つ、諸耐性に優れています。高グロスでレベリング性の良いクリアーとなっております。特に耐候性の要求される塩ビステッカーに対しても優れた適応性が有ります。
- UV型クリアーインキセレクター
用途
- 屋外用途のPVCステッカー
特長・機能
- 軟・硬質PVC、PC、紙、種々のオフセット印刷上、VKインキ上の耐候性クリアーです。
- 黄変性を嫌う用途、耐溶剤性、耐薬品性が必要な用途に適します。
基材
- 軟・硬質PVC、PC、紙
- オフセット印刷上
- 溶剤型スクリーンインキ(VK)の上
- PC
- 塩ビ
- 紙
希釈
- 一般的に希釈なし (希釈が必要な場合:RE-804レジューサー 5%以内)
硬化剤・補強剤混合
- 不要
補助剤
- SM-278 消泡剤 1%以内 (発泡やハジキが生じる場合)
- SM-301 レベリング剤 1%以内 (レベリングを向上させる場合)
推奨洗浄剤
- スクリーン洗剤 L2
メッシュ
- T-250~420メッシュ (印刷面積は約60~90m2/㎏)
乾燥/硬化
- 積算光量約180~300mJ/cm2、ピーク強度225mW/cm2 (アイグラフィックス社光量計)
- 目安:80W/cmメタルハライドランプ2灯、ランプ高さ15cm、ベルトスピード8~15m/分
注意
- 製品化前の接着性確認:原反、工程、印刷によって接着性が変化することがありますので、量産印刷前には、必ず接着性を確認して下さい。
- インキの品質安全期間:未開封で製造日より12か月
消防法
- 危険物第四類第三石油類、危険等級Ⅲ級
安全な取り扱い
- 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用下さい。もし、インキが皮膚に付着した場合は、石鹸などで十分に洗い流して下さい。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けて下さい。
- SDSを用意しております。本製品を取り扱う前にSDSをご請求頂き、ご理解の上使用者の責任において取り扱い下さい。
耐性
試験項目 | 試験条件 | 試験結果 |
---|---|---|
耐熱性 | 80℃ 72hr 後自然放置 1hr にての塗膜外観、接着性および寸法変化 | 異常無し |
耐温水性 | 50℃温水 72hr 後、自然放置 1hr にての塗膜外観、接着性および寸法変化 | 異常無し |
耐沸騰水性 | 98℃ 5 分後の塗膜の状態 | 異常無し |
冷熱サイクル | 80℃4hr→25℃1hr→-20℃4hr→25℃1hr 10 サイクル後の塗膜外観および接着性 | 異常無し |
鉛筆硬度 | JIS K-5400 | H~2H |
打ち抜き性 | パンチおよび押し切りで切断し、その節断面を観察 | 異常無し |
延び性 | テンシロン STM 引張り試験機 15mm×100mm のシートを引っ張り試験 | 30% |
屈曲性 | 屈曲試験機 180 度折り曲げで塗膜にひび割れが発生しない条件 | 2mm 以下 |
耐酸性 | 5%塩酸水溶液に 7hr 浸漬後の塗膜外観および接着性(25℃) | 異常無し |
耐アルカリ性 | 5%NaOH 水溶液に7hr 浸漬後の塗膜外観および接着性(25℃) | 異常無し |
耐ガソリン性 | ハイオクガソリンをカナキン 3 号にしみ込ませ 500g 荷重で学振 100 往復後の塗膜状態 | 異常無し |
耐アルコール性 | エタノールをカナキン 3 号にしみ込ませ 500g 荷重で学振 200 往復後の塗膜状態 | 異常無し |
耐溶剤性 | 酢酸エチルをカナキン 3 号にしみ込ませ 500g 荷重で学振 10 往復後の塗膜状態 | 異常無し |
耐摩擦性 | カナキン 3 号 500g 荷重にて学振 1000 往復後の塗膜状態 | 異常無し |
ブロッキング性 | 200g/cm2荷重、60℃ 100hr 印刷面あわせブロッキングテスト | 異常無し |
耐候性 | ウエザォメーター耐候性試験機 2000hr | 異常無し |
耐光性 | フェドメーター耐光性試験機 1000hr | 異常無し |
試験条件
- 試験条件 【塩ビステッカー上にVKインキを印刷しオーバーコート】 【T-300】【80W/cm メタハラ2灯 15cm高さ ベルトスピード8m/分】
- 上記試験結果は当社での試験結果であり、保証値ではありません。
- 本カタログに記載されている情報は、予告なく変更する場合が有ります。
よくある質問
FAQ
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スクリーン印刷とは何ですか?
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スクリーン印刷とは、孔版印刷の一種で、「パターン支持材として紗を用い、その上に作られた版画像を通してスクリーン印刷インキを被印刷体に転移させ画像複製を行う技術の総称」とされています。
被写体については、空気と水以外の物すべてに印刷が可能であるとされています。もちろん、平面だけでなく、曲面、特殊形状、成形品にも印刷が可能です。