製品概要
HASインキは、自動車、家電関連の計器盤類又は、種々の表示板のスクリーン印刷に使用する耐性の優れた銘版用インキです。特に、耐熱性、耐アルコール性の必要な用途に適しております。
ポリカーボネートへの接着性に特に優れており、かつ表面硬度の高い印刷物の作成ができます。
- 溶剤型インキセレクター
用途
- 自動車銘板、家電銘板、各種表示板
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自動車・バイク
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家電(IoT)
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スマホ・タブレット・スマートウォッチ
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センサー
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ゲーム
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その他
特長・機能
- 自動車計器盤の印刷物から発する残留溶剤による、プラスチックカバーのクラック及びくもりの問題を解決しました。
- 耐アルコール性、耐熱性に優れています。
- 耐候性に優れた設定色が用意されています。
- 成形・加工性
- 多色設定
基材
- ポリカーボネート、アクリル、軟硬質塩ビ、ABS
- PC
- アクリル
- 塩ビ
- ABS
希釈
- G-001溶剤(速乾) G-002溶剤(標準) G-003溶剤(遅口) G-004溶剤(超遅口)
- 希釈20~30%
補助剤
- SM-40消泡剤 2% (消泡、レベリングの向上用)
推奨洗浄剤
- スクリーン洗剤L2
メッシュ
- T-200~300メッシュ (T-250のとき、印刷面積は約20~28m2/kg)
乾燥
- 80℃ 60分
- 重ね印刷 各層 60℃~80℃ 10分 最終層 80℃ 60分
設定色
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000メジウム
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001ビクトリア
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010ビクトリア
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002エキステンダー
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033遅口コンバウンド
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121紅
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161紅
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163赤
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166赤
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168紅
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177赤
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182赤
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190金赤
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221黄
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240青黄
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246青黄
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263赤黄
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271青黄
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277赤黄
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391コンク藍
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577朱
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581牡丹
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611白
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611コンク白
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797コンク草
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821紫
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911コンク墨
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911墨
- ※遅口コンパウンドは、インキの紗抜けを良くし又ダレを防止し、印刷適性を向上します。 そのため、細線やメタリック色の印刷、透明色の印刷などに効果が有ります。 使用方法は、希釈溶剤を減らし、遅口コンパウンドをインキ中に10~20%混合して下さい。
- ※カラー分解用(TC)、透明色(MK)の設定もあります。
注意
- プラスチックはメーカーやロットにより品質が異なる場合があります。 印刷前に必ず接着テストをして下さい。 又可塑剤、添加剤などの浮きによる接着不良、静電気による印刷ミスを防ぐため、印刷部の表面をアルコール等で拭く事をおすすめします。
- 製品化前の確認:原反・工程・印刷・乾燥条件の違いにより接着性、耐性が変化する事があります。量産印刷前には必ず接着性や耐性を確認して下さい。
- インキの品質安全期間:未開封で製造日より24か月
消防法
- 危険物第四類第二石油類、危険等級Ⅲ級
安全な取り扱い
- 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用下さい。インキが皮膚に付着した場合は、石鹸などで十分に洗い流して下さい。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けて下さい。
- 使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管して下さい。
- SDSを用意しております。本製品を取り扱う前にSDSをご請求頂き、ご理解の上使用者の責任においてお取り扱い下さい。
耐性
試験項目 | 試験条件 | 試験結果 |
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接着性 | JIS K 5600-5-6:ISO2409(クロスカット法) 、 1mm幅で 6×6、セロハンテープ剥離 | 0(剥離無し) |
耐熱性 | JISK5600-6-3:ISO 3248: 130℃、48h、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 | 異常無し |
耐温水性 | JIS K 5600-6-2: ISO 2812-2, 40℃温水、48時間浸漬、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 | 異常無し |
耐アルコール性 | 学振型摩擦試験機,カナキン 3号綿布エチルアルコール浸漬 荷重 200g 200回での色落ちの有無 | 異常無し |
耐摩擦性 | 学振型摩擦試験機 , カナキン 3号綿布、荷重 500g 500回での色落ちの有無 | 異常無し |
耐屈曲性 | JIS K5600-5-1: ISO 1519: (円筒形マンドレル法)2mmφ でのヒビワレの確認 | 異常無し |
耐おもり落下性 | JIS K5600-5-3 デュポン衝撃変形試験機にて、錘 300gを高さ 30cmより落下 | 異常無し |
耐打抜性 | プレス機による打ち抜き | 異常無し |
光沢度 | グロスメーター( 60°/コンク 911墨) | 94.2 |
耐ブロッキング性 | 荷重 10kg/cm2 40℃ 24 時間 | 異常無し |
促進耐候性 | JIS K 5600-7-7 ISO 11341 放射エネルギー 60W/m2、 BP 温度 63±3℃ 降雨 18 分/120分、1000hr 変褪色の有無 | (700~1500h)異常無し |
試験条件
- 試験条件【HAS-コンク 911 墨、911 墨、メジウム】 【G-002 溶剤 20%】 【60℃ 30 分 + 自然乾燥 168 時間】 【T-250】 【原反:PC】
- 上記印刷物を室温放置 24 時間後、上記試験を行いました。
- 上記耐性試験結果は、弊社における測定結果であり保証値ではありません。
- 本カタログに記載されている情報は、予告なく変更する場合が有ります。
よくある質問
FAQ
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フォーミングにはどんな種類があるのですか?
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代表的なものとして、真空成形、圧空成形、プレス成形、超高圧成形があります。
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スクリーン印刷とは何ですか?
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スクリーン印刷とは、孔版印刷の一種で、「パターン支持材として紗を用い、その上に作られた版画像を通してスクリーン印刷インキを被印刷体に転移させ画像複製を行う技術の総称」とされています。
被写体については、空気と水以外の物すべてに印刷が可能であるとされています。もちろん、平面だけでなく、曲面、特殊形状、成形品にも印刷が可能です。
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墨インキを重ねた際にピンホール状に透けてしまいます。どうすれば良いでしょうか?
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ピンホール状に透ける原因として
①一層目の膜厚が薄い。(5μ以下)
②インキの稀釈率が多い。(20%以上)
③スキージ圧が強い。
④下地がメジウムベースの薄い色である。
などの複合的要素が考えられます。チェックしてください。 -
乾燥はどれくらいすれば良いのでしょうか?
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多色印刷の場合、一色毎の乾燥は各インキの一次乾燥条件で乾燥し、一液インキは最終色印刷後、二液インキはバインダー印刷後に、各インキの最終乾燥条件に従って加熱乾燥して下さい。
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なぜ中間乾燥と最終乾燥があるのですか?
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射出成形時に残留溶剤があると、密着不良やインキ流れを誘発します。その為、中間乾燥条件でスクリーン印刷終了後、最終の乾燥を必ず行って残留溶剤を飛ばす必要があります。
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中間乾燥を長くしたら、ピンホールやクラックが発生しました。どうすれば良いのですか?
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一液型の場合、中間乾燥が長いと下地インキに重ねインキの溶剤が急速に染み込み、ピンホールを発生させる可能性があります。
二液型の場合は、中間で加熱乾燥し過ぎると硬化反応が進み、重ねインキをスクリーン印刷した際に、塗膜が膨潤してしわが発生します。それがクラック状に見える場合があります。
対策として、中間乾燥時間を短くする事を行って下さい。