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Title : ハロゲンフリー環境対応インキのご紹介
     環境対応ニ液型インサート成形用インキとバインダー
Vol.148 2009年12月

 

ハロゲンフリー環境対応インキとして、

原材料にハロゲン(塩素Cl、臭素Br)化合物を意図的に使用せず、 ベンゼン・トルエン・キシレン・イソホロン等の環境負荷物質を含まない 環境対応ニ液型インサート成形用インキとバインダー

をご紹介します。

 

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1.ハロゲンフリー化の背景と帝国インキの取り組み

1-1. ハロゲンフリー化の背景

一部の電子機器、携帯関連メーカーにおいて、焼却時に環境負荷物質発生の原因となるハロゲン物質(主に塩素Clと臭素Br)の非含有を推進する動きがあります。ハロゲン物質は、主に難燃剤や、塩ビ(PVC)、塩酢ビ樹脂、顔料などに化合物として含まれています。

 

現時点(2009年11月)では法規制では無く自主規制の為、お客様により対応状況は統一されておりませんが、概ね以下の基準を採用しています。

 

ハロゲンフリーの定義(最終商品として)

  • 臭素(Br)の含有濃度 900ppm以下  (0.09%以下)
  • 塩素(Cl)の含有濃度 900ppm以下  (0.09%以下)
  • 臭素と塩素を合わせた含有濃度  1500ppm以下 (0.15%以下)

他のハロゲン元素であるフッ素(F)、ヨウ素(I)、アスタチン(At)は自主規制の対象外です

 

 

1-2. ハロゲンフリー化に対する当社の取り組み

当社では、環境リスクの低減のため、上記のようなハロゲンフリー化に対応する

ハロゲンを意図的に含まないハロゲンフリー環境対応ニ液型インサート成形用インキとバインダー

を以下の通り準備しております。

 

FIMやIMD用の二液型インキ

・IPX-HFインキシリーズ
・INQ-HFインキシリーズ

インサート成形時の成形樹脂との接着層は
右記バインダーを ご使用下さい。

・IMB-HF006
・IMB-HF009

 

 

2.ハロゲンフリー成形用インキの特徴

  1. 原材料にハロゲン(塩素Cl、臭素Br)化合物を意図的に使用しておりません。
  2. ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノン、イソホロン及び塩素系樹脂を含まず、 人体・環境に優しく安全性に優れています。
  3. FIM用インキに求められる高い柔軟性と耐流れ性(高耐熱性・強靭性) を維持しつつ、環境負荷物質の排除を実現しています。

 

各インキの特徴

名称 インキの特徴 適応原反 活用例
IPX- HF 二液型FIM/IMD用スクリーンインキ
*塗膜耐性良好⇒表印刷も可能
*高耐熱性であり、ゲート付近のインキ流れを起こし難い設計である。
*原反への適用範囲が広く自動車、家電、携帯電話など幅広い用途に適している。

PC
処理PET
PC/PBT
PMMA
自動車銘板・内装
携帯電話
携帯オーディオ
家電銘板
PCの外装
ディスプレイ
INQ-HF 二液型FIM/IMD用スクリーンインキ
*柔軟性に優れ、特にTPU原反に適している。
*深絞りが可能。

TPU
柔軟性のある素材
携帯電話
メンブレンスイッチ
家電銘板

IMB-HF006 一液型FIM/IMD用バインダー(接着層)
*一液型であり、通常スクリーンインキと同様に印刷可能
*二液インキを使用した場合に使用する、成形樹脂との接着層

ABS、PMMA、AS等の汎用樹脂成形対応。

FIM時の成形樹脂との接着層
IMB-HF009 *1液、IPX等の2液型成形用インキの成形樹脂との接着層として印刷
*ミラーインキ用

PC樹脂、PMMA樹脂成形対応。

FIM時の成形樹脂との接着層
ミラーインキ用

 

 

安全な取り扱いについて

 

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3.ハロゲンフリー二液型成形インキの使用例

当インキの使用により、「ハロゲンフリー化による環境リスクの低減」と「優れたデザイン性による商品の差別化」の両立が可能となります。

3-1. 携帯電話(IPX−HFの使用例)

携帯電話等の電子機器類においてハロゲンフリー化が求められています。

 

携帯電話(1)

 

 

携帯電話(2)

 

 

携帯電話(3)

 

3-2. パソコン(IPX−HF,IMB−HF006の使用例)

パソコンの天板に使用することで、デザインの差別化とハロゲンフリーを同時に実現可能となります。

 

3-3. その他のプラスチック製品(INQ−HFの使用例)

通常のフィルムインサート成形にもご使用頂けます。(写真はルアーになります。)

 

 

 

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