2−1.パールの光沢
パール顔料は透明又は半透明の薄板状で印刷された塗膜に層状に配向しております、このパー ル顔料が光を複雑に多重反射することで、真珠のもつソフトなパール光沢を再現します。
光が薄膜に入射して内部で反射した場合、薄膜の内部を通過して反射した光と表面で反射した光が一緒になるときに光の干渉が発生します。
つまり、それぞれの反射光波の位相が合致すると強めあい、反対に反射光の位相がズレが生じると、光波は打ち消し合ってしまいます。
この光の干渉により、パールの独特の輝きが再現されます。
2−2.パールの干渉色
パール顔料の厚さによる可視光の波長が干渉され、パールの干渉色(虹彩色)が得られる。
となっており、以下のように層の厚さをコントロールして、色々な干渉色のあるパール顔料が作り出せます。

以上の様に表面の金属酸化物と各層の厚さを変えることで、様々な色と光沢のあるパール色が得られます。
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