製品名 : WIS スクリーンインキ (ニ液型インサート成形用インキ)

製品概要

WIS インキは易接着処理PET 等に幅広い接着範囲を示す二液反応型インサート成形用スクリーンインキです。IMB バインダーと組み合わせる事で熱プレス成形、インサート成形等の後加工時の耐熱性、成形樹脂との接着性に優れます。また再溶解性に優れ、高速印刷に適しています。

■ 用途

  • 家電銘板、自動車銘板などのフィルムインサート成形用意匠印刷物の作成。

■ 特徴

  • 二液反応型で易接着処理PET、PC、PC/PBT、PMMA 等の幅広い素材へ接着します。
  • IMB バインダーと組み合わせる事で、成形樹脂(PMMA(アクリル)、AS、ABS、PC/ABS、 PC)等を使用したフィルムインサート成形に適応します。
  • 射出成形時の熱による黄変が無く、耐熱性に優れた塗膜を形成します。
  • 再溶解性に優れ、シリンダー印刷機による高速印刷に適応します。
  • ノンシリコンタイプです。

使用方法

■ 稀釈/硬化剤混合/洗浄

  • ご使用前に缶の中のインキを十分攪拌してからご使用下さい。
  • 希釈:G-003 溶剤(標準)10〜20% ,G-002 溶剤(速乾)10〜20%。
  • 硬化剤はインキ100 部に対して101 硬化剤10 部を混合して御使用下さい。
  • 硬化剤添加後の可使時間(ポットライフ)は室温(25℃)で7〜8 時間です。 可使時間を過ぎたインキは性能を低下させる原因となりますので使用しないで下さい。
  • 過剰な稀釈や他の溶剤の使用は印刷適性、接着性を低下させる原因となります。ご注意下さい。
  • 洗浄:印刷版の洗浄には、スクリーン洗剤(N)を使用して下さい。

■ 印刷

  • T-200〜270 メッシュでの印刷に適しております。
  • T-250 メッシュで、インキの使用量は、約30〜50m2/kg です。

■ 乾燥/硬化

  • 必ず加熱乾燥を行って下さい。推奨中間乾燥時間は80℃-10 分となります。IMB バインダ ー印刷後に、80℃で30 分の最終乾燥を推奨します。
  • バインダーを印刷する場合、下地インキが過剰乾燥していると剥離強度が低下します。 必ず連続してバインダーまで印刷を行い、最終乾燥を実施して下さい。
  • 印刷面積、版メッシュ、印刷環境(温度・湿度など)、乾燥機の性能により乾燥性が変化 しますので、必ず御試験・御確認の上ご使用下さい。

■設定色

WIS-000メジウム WIS-178赤 WIS-277赤黄 WIS-611白 WIS-821紫
WIS-001ビクトリア WIS-182赤 WIS-391藍 WIS-コンク611白 WIS-912墨
WIS-168紅 WIS-234青黄 WIS-581牡丹 WIS-791草  

 

使用上の注意

■注意

  • 印刷シートを金型内に挿入し射出成形樹脂と一体化させるインサ−ト成形では、印刷素材 と意匠印刷用インキ及び、バインダー−の選定、印刷条件、印刷順、乾燥方式と条件、成 形樹脂の選定、金型の設計(射出ゲートの種類と位置、ゲートの数)、射出成形時の条件 設定など、複合的な要因が最終製品の性能に影響致します。
  • 試作での試験を十分に行い、夫々の条件を適切に設定してから、御使用下さい。
  • 成形樹脂との接着層として必ずバインダーを印刷してください。
  • バインダーはABS、PMMA 等の汎用樹脂成形対応「IMB-003 バインダー」を推奨致しま す。別途使用説明書があります。
  • バインダーを印刷する場合、下地インキが過剰乾燥していると剥離強度が低下します。 必ず連続してバインダーまで印刷を行い、最終乾燥を実施して下さい。

■ 消防法表示

  • 危険物第四類第二石油類、危険等級V級

■ 安全な取り扱い

  • 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用ください。もしも、インキが皮 膚に付着した場合は、石鹸などで十分に洗い流してください。また、目に入った場合は水 (または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けてください。
  • 使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管してください。
  • SDS を用意しております。本製品を取り扱う前にSDS をご請求頂き、ご理解の上使 用者の責任においてお取り扱いください。

■ 耐性

1.印刷物

 

試験項目 試験条件 試験結果
接着性 JIS K 5600-5-6:ISO2409(クロスカット法),1mm幅で 6×6、セロハンテープ剥離 0
(剥離なし )
引っ掻き硬度 JIS K 5600-5-4:ISO 15184(鉛筆法)、荷重 750gで塗膜が傷の付かない硬度 H
耐熱性 80℃、200時間の環境化、塗膜の外観変化と原反からの剥がれの有無 異常なし
耐湿性 40℃、95%RH 240時間の環境化、塗膜の外観変化と原反からの剥がれの有無 異常なし

 

テスト印刷物 : 原反 :0.188 mm 処理PET(東レルミラーU35)
インキ:WIS-611 白(2 層)
稀釈 :G-003 溶剤(20%稀釈)、101 硬化剤(10%混合)
印刷 :T-250 メッシュ、中間80℃-10 分 最終80℃-30 分ボックス乾燥

 

2.成形物

 

試験項目 試験条件 試験結果
耐熱性 80℃、200時間の環境化、塗膜の外観変化と原反からの剥がれの有無 異常なし
耐湿性 40℃、95%RH 240時間の環境化、塗膜の外観変化と原反からの剥がれの有無 異常なし
促進耐候性 (キセノンランプ)ウエザオメータ 600時間の環境化 BP温度 63+/-3℃ 降雨 18分/120分変褪色、剥離の有無 僞<2
剥離無し

 

テスト成形品:上記印刷物をABS樹脂でフィルムインサート成形したテストパネルにて試験。

*上記耐性試験結果は、弊社における測定結果であり保証値ではありません。

 

 

作成:2009.06.29 TO/ 改定日:2012.09.20.SG