製品名 : MIX-HF スクリーンインキ (MIR ミラーインキ押さえ用二液型ハロゲンフリーインキ)

製品概要

MIX-HFインキは、TOC-HFインキ及びMIRミラーインキ専用の押さえインキです。

通常、ポリカーボネート基材にミラーインキを印刷して形成された鏡面層は、一般のスクリーンイ ンキで押さえると鏡面が曇ってしまいますが、MIX-HFインキで押さえれば鏡面を曇らせません。 また、MIRミラーインキ単体では傷が付き易く耐性も不十分ですが、MIX-HFインキで押さえる事 により、傷付き耐性が向上し、必要な耐性を得ることが出来ます。

ポリカーボネート、処理PET素材への印刷が可能で、TOC-HFインキ、MIRミラーインキシリーズ との組み合わせで、隠蔽性が優れ、銀蒸着フィルムと同等の鏡面が形成でき、家電製品の表示パネル、 メンブレンスイッチ、その他の製品への展開が出来ます。

■ 用途

  • MIR ミラーインキを印刷して形成された鏡面層に対しての押さえ。
  • TOC-HF インキとMIR-HF51000 ミラーシルバーで意匠印刷を行なった場合の押さえ。

■ 特徴

  • MIR ミラーインキの押さえとして耐傷付き性、塗膜耐性を向上させる事が出来ます。
  • TOC-HFインキとMIR-HF51000 ミラーシルバーインキの押さえインキとして使用する事で、高鏡面、高彩度の塗膜表現が可能となります。
  • 原材料にハロゲン(塩素Cl、臭素Br)化合物を意図的に使用しておりません。

使用方法

■ 稀釈/硬化剤混合/洗浄

  • ご使用前に缶の中のインキを十分攪拌してからご使用下さい。
  • 稀釈:C-002 溶剤(標準)15%で調整して下さい。
  • 硬化剤:210 硬化剤 3%、 200 硬化剤 9%(フィルムインサート成形に使用する場合。)
  • 硬化剤添加後の可使時間(ポットライフ)は室温(25℃)で5〜8 時間です。(210 硬化剤、 200 硬化剤共通)可使時間を過ぎたインキは性能を低下させる原因となりますので使用し ないで下さい。
  • 過剰な稀釈や他の溶剤の使用は鏡面性、印刷適性、接着性を低下させる原因となります。 ご注意下さい。
  • 洗浄:印刷版の洗浄には、スクリ−ン洗剤(N)を使用して下さい。

■ 印刷

  • 最初に素材に適したインキで意匠印刷を行ない、次にMIR ミラーインキの印刷を行ないます。最後にMIX-HF インキで押さえ印刷を行なって下さい。
  • T-300 メッシュでの印刷に適します。その際のインキの使用量は約35〜45m2/kg です。

■ 乾燥/硬化

  • 必ず加熱乾燥を行って下さい。中間乾燥時間は80℃-10 分を推奨します。
  • 最終乾燥時間は、80℃-30 分を推奨します。(成形用途では、80℃-60 分を推奨)
  • MIR ミラーインキの乾燥が不十分のまま、MIX-HF インキを印刷、乾燥させると鏡面に曇りが発生する場合があります。ご注意下さい。
  • 印刷面積、版メッシュ、印刷環境(温度・湿度など)、乾燥機の性能により乾燥性が変化 しますので、必ず御試験・御確認の上ご使用下さい。

■設定色

MIX-HF000メジウム MIX-HF179赤 MIX-HF589牡丹
MIX-HF001ビクトリア MIX-HF239青黄 MIX-HF619白
MIX-HF169紅 MIX-HF399藍 MIX-HF919墨

使用上の注意

■注意

  • ハロゲン化合物が混入する可能性がある為、指定溶剤、指定硬化剤以外は使用出来ません。スキージゴム、乳剤、資機材、被印刷体などにハロゲン化合物が含まれる可能性があるので、確認の上ご使用下さい。
  • 製品化前の確認:原反・工程・印刷・乾燥条件の違いにより、接着性、耐性、MIR ミラーインキの鏡面性が変化する事があります。量産印刷前には必ず接着性や耐性を確認して下さい。
  • フィルムインサート成形時にバインダーを使用する際は、ハロゲンフリー対応の 「IMB-HF006 バインダー」(各種基材)または、「IMB-HF009 バインダー」(PC 基材)を 推奨いたします。⇒別途使用説明書があります。
  • バインダーを印刷する場合、下地インキが過剰乾燥していると剥離強度が低下します。 必ず連続してバインダーまで印刷を行い、最終乾燥を実施して下さい。

■ 消防法表示

  • 危険物第四類第二石油類、危険等級V級

■ 安全な取り扱い

  • 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用ください。 もしも、インキが皮膚に付着した場合は、石鹸などで十分に洗い流してください。 また、目に入った場合は水 (または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けてください。
  • 使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管してください。
  • SDS を用意しております。本製品を取り扱う前にSDS をご請求頂き、ご理解の上使 用者の責任においてお取り扱いください。

■ 耐性

試験項目 試験条件 試験結果
接着性 JIS K 5600-5-6:ISO2409(クロスカット法),1mm 幅で6×6、セロハンテープ剥離 0(剥離無し)
耐寒性 -40℃、240H、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐熱性 90℃、240H、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐湿性 65℃、95%RH 250H、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
促進耐候性 (キセノンランプ)ウエザオメータ 200 時間 BP 温度63+/-3℃
降雨 18 分/120 分 変退色、剥離の有無
異常なし
耐光性 フェードメータ 600 時間 変退色、剥離の有無 異常なし

テスト印刷物 :

  • 原反 :ポリカーボネートシ−ト(ポリカエースEC100C)
  • インキ:MIX-HF919 墨
  • 稀釈 :C-002 溶剤(15%稀釈)、210 硬化剤(3%混合)
  • 印刷 :T-300 メッシュ、80℃-30 分 ボックス乾燥

上記耐性試験結果は、弊社における測定結果であり保証値ではありません。

改訂:2012.09.20