製品名 :ISX-HFスクリーンインキ (ハロゲンフリー環境対応一液型インサート成形用インキ)

製品概要

ISX-HFは、高い伸び性ポットライフの無い優れた作業性 を実現する一液タイプの成形用インキです。

さらに、原材料にハロゲン(塩素Cl、臭素Br)化合物を意図的に使用せず、 ベンゼン・トルエン・キシレン・イソホロン等の環境負荷物質を含まない、 優れた環境対応性能も保有します。

特に、PC (ポリカーボネート)シートとPC系成形樹脂へ良好な接着性を示し、バインダー無しでフィルムインサート成形(FIM)に対応します。特に圧空、真空成形などのシート成形加工時に、その実力を発揮します。

 

ISX-HFに関連するテクニカルレポートはこちら!

No.139: ISXインキシリーズ FIM/IMD対応一液インキに関して
No.137: ISXインキシリーズ (一液型インサート成形用スクリーンインキ)のご紹介

(注)上記のNo.137, 139は、ISXインキのご紹介でISX-HFではありません。

 

■ 用途

*PCシ−ト、易接着処理PETフィルムへのフィルムインサ−ト成形用意匠印刷物の作成。
*PC(ポリカーボネート) 、PC/ABS、ABS、PMMA(アクリル)樹脂でのインサ−ト成形品作成。

■ 特徴

*原材料にハロゲン(塩素Cl、臭素Br)化合物を意図的に使用しておりません。
*一液加熱乾燥タイプで、作業性が良好で、高温・高圧での成形耐性に優れております。

■ 注意

*ハロゲン化合物が混入する可能性がある為、指定溶剤、指定硬化剤をご使用下さい。
*スキージゴム、乳剤、資機材、被印刷体などにハロゲン化合物が含まれる可能性があるので、確認の上ご使用下さい。
*印刷素材によりアニール(予備加熱)が必要な場合が有りますので、使用前にご確認下さい。

■ 稀釈/硬化剤混合/洗浄

*ご使用前に缶の中のインキを十分攪拌してからご使用下さい。
*稀釈はZ-705溶剤で5〜15%が標準ですが、印刷条件により下記の溶剤も使用できます。
G-003(速乾)      Z-705溶剤(標準)      Z-004溶剤(遅口)。
*過剰な稀釈は、印刷適性、成形適性や接着性を低下させ、塗膜の透けやピンホールの原因となる可能性があるので、避けて下さい。
*洗浄:印刷版の洗浄には、スクリ−ン洗剤(N)を使用して下さい。
*助剤SM-40消泡剤:消泡、レベリングの向上に0.5〜1.0%まで使用出来ます。

■ 印刷

*T-200〜270メッシュでの印刷に適しております。
*T-250メッシュで、インキの使用量は、約35m2/kgです。

■ 乾燥/硬化

*必ず加熱乾燥を行って下さい。ボックス乾燥炉で、設定用の目安として80℃3分でタックフリ−になります。90℃で90分の最終乾燥が標準です。
*印刷面積、版メッシュ、印刷環境(温度・湿度など)、乾燥機の性能により乾燥性が変化いたしますので、必ず御試験・御確認の上ご使用下さい。

■ 設定色

HF000メジウム HF179赤 HF279赤黄 HF589牡丹 HF829紫
HF001ビクトリア HF199赤 HF399藍 HF619白 HF919墨
HF169紅 HF249青黄 HF529朱 HF679白 HF979墨

■ インサート成形時の注意

*真空成形、圧空成形、金型成形などのフォ−ミング加工、および、印刷シートを金型内に挿入し射出成形樹脂と一体化させるインサ−ト成形では、印刷素材と意匠印刷用インキ及び、バインダーの選定、印刷条件、印刷順、乾燥方式と条件、成形樹脂の選定、金型の設計(射出ゲートの種類と位置、ゲートの数)、射出成形時の条件設定など、複合的な要因が最終製品の性能に影響致します。
*試作での試験を十分に行い、夫々の条件を適切に設定してから、御使用下さい。

■ 消防法表示

*危険物第四類第二石油類、危険等級V級

■ 安全な取り扱い

*皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用ください。もしも、インキが皮膚に付着した場合は、直ぐに石鹸などで十分に洗い流してください。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けてください。
*使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管してください。
*SDSを用意しております。本製品を取り扱う前にSDSをご請求頂き、ご理解の上使用者の責任においてお取り扱いください。

■ 耐性

試験項目 試験条件 試験結果
接着性 JIS K5600-5-6:ISO2409(クロスカット法),1mm幅で、6×6セロハンテープ剥離 0(剥離無し)
引っ掻き硬度 JIS K5600-5-4:ISO 15184(鉛筆法)、荷重750gで塗膜が傷の付かない硬度 F
耐熱性 ISO 3248:90℃、400H、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐温水性 JIS K5600-6-2:ISO 2812-2, 40℃温水、 48時間浸漬、塗膜の外観変化、剥がれの有無 異常なし

耐冷熱

繰り返し性
JIS K5600-7-4:10サイクル、90℃, 2.5hr 〜 25℃, 0.5hr 〜 -40℃,2.5hr 〜 25℃, 0.5hr 塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐湿性 JIS K5600-7-2(連続結露法):50℃, 95%RH, 168時間。塗膜の外観変化、剥がれの有無 異常なし
耐水性 水道水 168時間浸漬、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐酸性 5%硫酸, 7時間浸漬、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐アルカリ性 5%水酸化ナトリウム, 7時間浸漬、塗膜の外観変化、剥がれの有無 異常なし
耐アルコール性 学振型摩擦試験機、カナキン3号綿布エチルアルコール含浸、荷重200g50回での剥離の有無 異常なし
耐摩擦性 学振型摩擦試験機、カナキン3号綿布、荷重500g 500回での色落ちの有無 異常なし
耐錘落下性 JIS K5600-5-3 デュポン式衝撃変形試験機にて錘500gを50cmの高さから落下 異常なし
耐打抜性 プレス機による打ち抜き 異常なし

■ テスト印刷物

原反    :ポリカーボネートシ−ト(ポリカエースEC100C)
インキ  :ISX-HF679白、ISX-HF979墨、Z-705溶剤(10%稀釈)
印刷    :T-250メッシュ、90℃,90分 ボックス乾燥
上記印刷物を室温放置24時間後、上記試験を行いました。

*上記耐性試験結果は、弊社における測定結果であり保証値ではありません。
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作成:2008.09.08 SG
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