製品名 : ISXスクリーンインキ (フィルムインサート成形用一液型スクリーンインキ)

ISX インキは従来の成形用インキと比較し大幅に伸び性を向上させた、バインダー不要のフィルムインサート成形用一液型溶剤インキです。
PC ( ポリカ−ボネ−ト ) フィルムと PC 系成形樹脂へ良好な接着性を示し、バインダー無しでフィルムインサート成形(FIM)に対応します。特に圧空、真空成形などのシート成形加工時に、その実力を発揮します。
自動車内装部品、家電銘板から日用品まで、幅広い用途での一体成形品の作成が出来ます。

用途

* PCフィルム、PC/PBTフィルム等への意匠印刷。
* 適応射出成形用樹脂: PC(ポリカーボネート) 、PC/ABS、ABS、PMMA(アクリル)

特徴

* ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノン、イソホロン等を含まず、 環境に優しい成分組成で す。
* 一液加熱乾燥タイプで、作業性が良好で、高温・高圧での成形耐性に優れております。
* 印刷シートのフォーミング加工時に、塗膜の追従性が優れております。
* 耐熱性が優れた設定色となっております。

稀釈/洗浄

* ご使用前にインキを十分に撹拌してから印刷して下さい。
* 稀釈は、Z-705 溶剤を印刷条件に応じて、5〜15% の範囲内で稀釈して下さい。標準稀釈量は 10%となります。
* 過剰な稀釈は、印刷適性、成形適性や接着性を低下させ塗膜の透けやピンホールの原因となる可能性があるので、避けて下さい。
* 版などの洗浄には、当社のスクリーン洗剤(N)をご使用下さい。

助剤

* SM-40 消泡剤:消泡やレベリング向上を目的とした場合 0.5〜1.0% 添加してください。

印 刷

* T-200〜270メッシュでの印刷に適しております。
* T-250メッシュでの印刷可能面積(マイレージ)は約35〜40m2/kgが目安となります。

乾燥/硬化

* タックフリ−は室温(25℃)で約10分ですが、必ず加熱乾燥を行って下さい。
* 初期乾燥は 80℃のボックス乾燥炉で約3分、最終乾燥は90℃90分が標準乾燥時間です。フィルムインサート成形を行う場合、必ず最終乾燥を行ってください。
* 印刷面積、版メッシュ、膜厚、印刷環境(温度・湿度等)、乾燥機の性能等により、乾燥性、硬化性、成形適性等が変化する事と、重ね印刷時に下地インキを過剰に乾燥させると、塗膜の透けの原因になりますので必ず事前に御試験・御確認の上、乾燥条件設定を行って下さい。

設定色

000 メジウム 182 赤 391 藍 671 白 971 墨
001 ビクトリア 234 青黄 581 牡丹 791 草 ピアノブラック *
166 赤 240 青黄 611 白 821 紫  
168 紅 277 赤黄   911 墨  
* ピアノブラックは墨インキの押さえ印刷が必要です。

使用上の注意

* 真空成形、圧空成形、金型成形などのフォ−ミング加工および、射出成形樹脂と一体化させるフィルムインサ−ト成形加工では、印刷素材と意匠印刷用インキの選定、印刷条件、印刷順、乾燥方式、成形樹脂の選定、金型の設計(ゲートの形状や種類と位置、ゲートの数)、射出成形時の条件設定など、複合的な要因が最終製品の性能に影響致します。試作での試験を十分に行い、夫々の条件を適切に設定してから、御使用下さい。

消防法表示

* 危険物第四類第二石油類、危険等級V級

安全/保管

* 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用ください。もしも、インキが皮膚に付着した場合は、直ぐに石鹸などで十分に洗い流してください。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後医師の診断を受けてください。
* 使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管してください。
* SDS を用意しております。本製品を取り扱う前には SDS をご請求頂き、ご理解の上使用者の責任においてお取り扱いください。

耐性


1 .成形品
試験項目 試験条件:「成形品」 試験結果
耐温水性 JIS K 5600-6-2:ISO 2812-2, 40℃温水、168時間浸漬、塗膜の外観変化、剥がれの有無 異常なし
耐熱性 ISO 3248: 80℃、72時間、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐湿性 JIS K 5600-7-2(連続結露法):50℃, 98%RH, 168時間、塗膜の外観変化、剥がれの有無 異常なし
<試験方法>:PC樹脂にてフィルムインサート成形したテストパネルにて試験。

2.印刷面
試験項目 試験条件:「印刷面」 試験結果
接着性 JIS K 5600-5-6:ISO2409 (クロスカット法),1mm幅で6×6、セロハンテープ剥離 剥離なし
引っ掻き硬度 JIS K 5600-5-4:ISO 15184(鉛筆法)、荷重750gで塗膜が傷の付かない硬度 F
耐熱性 ISO 3248: 80℃、400時間、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐温水性 JIS K 5600-6-2 : ISO 2812-2, 40℃温水、48時間浸漬、塗膜の外観変化、剥がれの有無 異常なし
耐湿潤冷熱繰り返し性 JIS K 5600-7-4 : 10サイクル、50℃, 95%RH(13h)〜-20℃(3h)〜23℃(3h) 塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐湿性 JIS K 5600-7-2(連続結露法):50℃, 95%RH, 168 時間。塗膜の外観変化、剥がれの有無 異常なし
耐水性 水道水168時間浸漬、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐酸性 5%硫酸, 7時間 浸漬、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐アルカリ性 5%水酸化ナトリウム, 7時間浸漬塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐アルコール性 学振型摩擦試験機、カナキン3号綿布エチルアルコール含浸、荷重200g50回での剥離の有無 異常なし
耐油性 エンジンオイル7時間浸漬、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐洗剤性 中性洗剤7時間浸漬、塗膜の外観変化、原反からの剥がれの有無 異常なし
耐摩擦性 学振型摩擦試験機、カナキン3号綿布、荷重500g500回での色落ちの有無 異常なし
耐打抜性 プレス機による打ち抜き 異常なし
<試験条件>
原反:0.5mm PCシート、使用インキ:ISX-671白、 971-墨
稀釈:Z-705溶剤/10%、印刷:T-250 メッシュ、最終乾燥条件:90℃、 90分 (ボックス乾燥)
<試験方法>:上記印刷物を室温放置24時間後、上記試験を行いました。
<特記事項>:上記試験結果は、当社における試験データであり、保証値ではありません。

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改訂:2007.09.20
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