製品名 : IMB-HF008 バインダー(ハロゲンフリー環境対応インサート成形用バインダー)

製品概要

IMB-HF008バインダーは、原材料にハロゲン(塩素Cl、臭素Br)化合物を意図的に使用していない環境対応のインサート成形用バインダーインキです。

■ 用途

  • PCシート、処理PETフィルム等へ二液硬化型インキの意匠印刷を行った印刷シートと、射出成形樹脂との接着層の印刷。
  • 適応射出成形用樹脂: ABS、PMMA(アクリル) 、 PC/ABS、PC(ポリカーボネート)

■ 特徴

  • 原材料にハロゲン(塩素Cl、臭素Br)化合物を意図的に使用しておりません。
  • スクリーン印刷出来るので、必要な部分だけにパターン塗工が可能です。
  • 一液蒸発乾燥型で、作業性が良好です。

使用方法

■ 注意

  • ハロゲン化合物が混入する可能性がある為、指定溶剤、指定添加剤以外は使用出来ません。
  • スキージゴム、乳剤、資機材、被印刷体などにハロゲン化合物が含まれる可能性があるので、確認の上ご使用下さい。

■ 希釈/洗浄

  • ご使用前に良く撹拌して、流動性が出てから印刷して下さい。
  • 稀釈なしで印刷できます。 稀釈が必要な場合は、Z-703溶剤5%以下で調整して下さい。
  • 過剰な希釈は、印刷適性、接着性を低下させる原因となりますので避けて下さい。
  • 版などの洗浄は弊社「スクリ−ン洗剤 N」を御使用下さい。

■ 印刷

  • T-200〜250メッシュの版を使用して印刷を行って下さい。

■ 乾燥/硬化

  • タックフリーは80℃-5分で乾燥致しますが、塗膜中の残留溶剤は成形樹脂との接着性低下の原因となります。意匠印刷インキの乾燥・硬化を含めて必ず加熱乾燥を行って下さい。
  • バインダーを印刷する場合、下地インキが過剰乾燥していると剥離強度が低下します。 必ず連続してバインダーまで印刷を行い、最終乾燥を実施して下さい。

接着性試験

■ 成形接着性能試験

  • 印刷条件
    試験インキ:IPX-HF979 墨、原反:処理PET
    印刷:T-250メッシュ、稀釈:F-003溶剤/10%、硬化剤混合:240硬化剤/10%
    乾燥:80℃-5分(BOX乾燥)
    試験バインダー:IMB-HF008バインダー(稀釈無し)
    印刷:T-250メッシュ
    乾燥:バインダー印刷後/90℃-60分
  • 試験方法
    上記にて作成したIPX-HFインキ及びIMB-HF008バインダーの印刷物を、射出成形用の金型内に挿入し、下記条件にてバインダー印刷面にABS樹脂を射出してインサート成形する。
  • 射出成形条件
    型締圧力:60ton、金型温度:60℃、成形樹脂:ABS(東レ、トヨラック920)
    成形樹脂温度:250℃、射出速度:70mm/sec、成形品寸法(L×W×H):80×60×2mm
    作成した試験片の印刷シート側に1.0cm幅に切り込みを入れて成形樹脂から引き剥がし、引っ張り試験機にて引っ張り速度300mm/分で、180°剥離接着強度[kgf/cm]を測定。

■ 成形接着性試験結果

試験インキ

試験バインダー

剥離接着強度

IPX-HF979 墨

IMB-HF008 バインダー

3.0〜4.0kgf/cm

  • 上記試験結果は当社試験結果であり、保証値ではありません。

使用上の注意

■ 使用上の注意

  • 真空成形、圧空成形、金型成形などのフォーミング加工および、射出成形樹脂と一体化させるインサート成形加工では、印刷素材と意匠印刷用インキの選定、印刷条件、印刷順、乾燥方式と条件、成形樹脂の選定、金型の設計(ゲートの形状や種類と位置、ゲートの数)、射出成形時の条件設定など、複合的な要因が最終製品の性能に影響致します。
  • 試作での試験を十分に行い、夫々の条件を適切に設定してから、御使用下さい。
  • IMB-HF008バインダーは、インキと混合して使用する事は出来ません。

■ 消防法表示

  • 危険物第四類第二石油類、危険等級V級

■ 安全/保管

  • 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用ください。インキが皮膚に付着した場合は、石鹸などで十分に洗い流してください。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けてください。
  • 使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管してください。
  • SDSを用意しております。本製品を取り扱う前にSDSをご請求頂き、ご理解の上使用者の責任において取り扱いください。
作成:2015.04.14