製品名 : IMB-003 バインダー (インサート成形用バインダー)

製品概要

IMB-003バインダーは、インサート成形時に意匠印刷シートと射出成形樹脂を接着させる為の、スクリーン印刷用バインダーです。
特に、ABS樹脂やアクリル樹脂などの射出成形樹脂と、強固に接着します。

■ 特徴

[ 安全性 ]
BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)、シクロヘキサノン、イソホロン不使用で、人体・環境に優しく安全性に優れています。
[ 幅広い接着性 ]
ABS樹脂やPMMA樹脂など汎用樹脂への幅広い接着性に優れています。
[ パターン印刷が容易 ]
スクリーン印刷が出来るので、必要な部分だけにパターン塗工が可能です。

■ 用途

PCシート、処理PETフィルム等へ二液硬化型インキの意匠印刷を行なった印刷シートと、射出成形樹脂との接着層の印刷。
適応射出成形用樹脂:PC(ポリカーボネート) 、PC/ABS、ABS、AS、PMMA(アクリル)
ヒーターコントロールユニット :  断面図
(テクニカルレポートNo.125より)

■ 消防法・危険物表示

危険物第四類第二石油類、危険等級V級
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使用方法

■ 稀釈/洗浄

ご使用前に良く攪拌して、流動性が出てから印刷して下さい。
稀釈なしで印刷できます。稀釈が必要な場合は、F-002 溶剤(標準)、F-003溶剤(遅口)の溶剤が使用できます。
接着性、ブロッキング性などに悪影響を及ぼすので、他の溶剤は使用しないで下さい。
稀釈量は、10%以下で調整して下さい。
過剰な稀釈は、印刷適性、接着性を低下させる原因となりますので避けて下さい。
版などの洗浄には、当社のスクリーン洗剤(N)をご使用下さい。

■ 印刷

T-200〜250メッシュの版を使用して印刷を行って下さい。
意匠印刷
印刷素材、成形条件等により選定を行う必要がありますが、PCシート、処理PETフィルムへは当社IPXインキ及びINQインキを御使用下さい。

■ 乾燥/硬化

タックフリ−は室温(25℃)で約5分、80℃では約2分で乾燥致しますが、塗膜中の残留溶剤は成形樹脂との接着性低下の原因となります。意匠印刷インキの乾燥・硬化を含めて必ず加熱乾燥を行って下さい。
最終乾燥は、意匠印刷インキの最終乾燥・硬化条件に準じて行って下さい。
印刷面積、版メッシュ、印刷環境(温度・湿度等)、乾燥機の性能等により、乾燥性、硬化性、成形適性などが変化いたしますので、最終製品の使用目的に合わせ、必ず御試験・御確認の上、条件設定を行って下さい。

■ 留意事項

真空成形、圧空成形、金型成形などのフォ−ミング加工および、射出成形樹脂と一体化させるインサ−ト成形加工では、印刷素材と意匠印刷用インキの選定、印刷条件、印刷順、乾燥方式と条件、成形樹脂の選定、金型の設計(ゲートの形状や種類と位置、ゲートの数)、射出成形時の条件設定など、複合的な要因が最終製品の性能に影響致します。試作での試験を十分に行い、夫々の条件を適切に設定してから、御使用下さい。 バインダーは、インキと混合して使用することは出来ません。

バインダーを印刷する場合、下地インキが過剰乾燥していると剥離強度が低下します。 必ず連続してバインダーまで印刷を行い、最終乾燥を実施して下さい。


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耐性/ 物性

■ 成形接着性能試験

■印刷条件

試験インキ: IPX-971 墨、原反:0.5mm厚 PC(筒中プラスチック製、EC100)
印 刷:T-250メッシュ、稀釈:F-003 溶剤, 10%、硬化剤混合:240硬化剤10%
乾燥:80℃,5分(ボックス乾燥)
試験バインダ−: IMB-009バインダ−、IMB-003バインダー、(稀釈無し)
印 刷:T-250メッシュ、乾燥条件:バインダ−印刷後/80℃,60分(ボックス乾燥)

■試験方法

上記にて作成したIPXインキ及びIMBバインダ−の印刷物を、射出成形用の金型内に挿入し、下記条件にてバインダ−印刷面にABS樹脂を射出してインサート成形する。

■射出成形条件

型締圧力:60ton、金型温度:60℃、成形樹脂:ABS(テクノポリマー製、21)
成形樹脂温度: 250℃、射出速度:60 mm/sec、成形品寸法(L×W×H):60×80×2 mm。
作成した試験片の印刷シ−ト側に1.0cm巾に切り込みを入れて成形樹脂から引き剥がし、引っ張り試験機にて引っ張り速度300 mm/分で、180°はく離接着強度(kgf/cm)を測定。
成形接着性試験結果(ABS樹脂成形)
試験インキ試験バインダ−180°はく離接着強度
IPX-971 墨IMB-009 バインダー1.6 〜 2.8 kgf/cm
IMB-003 バインダー5.9 〜 6.5 kgf/cm

■特記事項

上記試験結果は弊社における試験結果であり製品性能を保証するものではありません。
貴社製作品の性能については、実際の製品にてご確認下さい。
さらに詳しい耐性データをご要望の場合は、弊社営業担当までお問い合わせください。
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使用上の注意

■ 安全な取り扱い

SDSを用意しております。本製品を取り扱う前にSDSをご請求頂き、ご理解の上使用者の責任において取り扱いください。
SDSのご請求は、弊社営業担当までお問い合わせください。

■ 応急措置

皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用ください。もし、インキが皮膚に付着した場合は、直ぐに石鹸などで十分に洗い流してください。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けてください。

■ 保管方法

容器を完全に密閉し冷暗所に保管してください。
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改訂:2012.09.20
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