製品概要

UV FIL-393クリアーは紫外線硬化型スクリーン印刷用クリアーです。諸耐性に優れ、超グロスでレベリング性を有するクリアーです。柔軟性のある素材に対して抜群の適応性があります。硬化性が非常に速く、スベリ性がありますので面々のブロッキング耐性が良好であり、両面のツヤ出しに適します。

用途

  • パッケージやポスター、書類等

特長・機能

  • 柔軟性のある素材に幅広く適応します。(伸び・折り曲げ・切断良好)
  • フレキシブルで強靱、優れた硬化性・高速印刷適性があります。
  • 優れた版上安定性、耐溶剤性で低臭性・低皮膚刺激性です。
  • オフセット印刷上、溶剤型インキ上に優れた対応で、超グロス・レベリング性良好です。

基材

  • 紙、オフセット印刷上
  • 弊社溶剤型スクリーンインキ(EG)上

希釈

  • 不要

補助剤

  • SM-278 消泡剤 1%以内(発泡やハジキの対策)
  • SM-301 レベリング剤 1%以内(レベリング性の向上)

推奨洗浄剤

  • スクリーン洗剤 L2

メッシュ

  • T-270~420メッシュ (T-350のとき、印刷面積は約60~100m2/kg)

乾燥/硬化

  • 積算光量約180mJ/cm2、ピーク強度は225mW/cm2 (アイグラフィックス社光量計)
  • 目安:80W/cmメタルハライドランプ 2灯、ランプ高さ15cm、ベルトスピード20m/分

注意

  • 製品化前の接着性確認:原反、工程、印刷によって接着性が変化することがありますので、量産印刷前には、必ず接着性を確認して下さい。
  • インキの品質安全期間:未開封で製造日より12か月

消防法

  • 危険物第四類第三石油類、危険等級Ⅲ級

安全な取り扱い

  • 製品化前の接着性確認:原反、工程、印刷によって接着性が変化することがありますので、量産印刷前には、必ず接着性を確認して下さい。
  • 皮膚や目を保護するために、安全手袋や保護眼鏡をご使用下さい。もし、インキが皮膚に付着した場合は、石鹸などで十分に洗い流して下さい。また、目に入った場合は水(または微温水)で十分に洗眼した後、医師の診断を受けて下さい。
  • 使用後は、容器を完全に密閉し冷暗所に保管して下さい。
  • SDSを用意しております。本製品を取り扱う前にSDSをご請求頂き、ご理解の上使用者の責任において取り扱い下さい。

耐性

試験項目 試験条件 試験結果
引っ搔き硬度 JIS K 5600-5-4 (鉛筆法)、荷重 750g で塗膜が傷の付かない硬度 6B以下
耐熱性 80℃ 72 時間 塗膜の外観変化と剥離の有無 異常無し
耐温水性 50℃温水 72 時間浸漬、塗膜の外観変化と剥離の有無 異常無し
耐湿潤冷熱繰り返し性 10 サイクル 80℃(4 時間)~25℃(1 時間)~-20℃(4 時間)~25℃(1 時間) 塗膜外観変化と剥離の有無 異常無し
耐煮沸性 煮沸水道水中に浸漬、5分後の塗膜の外観変化と剥離の有無 異常無し
耐水性 水道水 240 時間浸漬、塗膜の外観変化と剥離の有無 異常無し
耐酸性 5%塩酸水溶液 7 時間浸漬、塗膜外観変化 異常無し
耐アルカリ性 5%水酸化ナトリウム 7 時間浸漬後、塗膜の外観変化 異常無し
耐アルコール性 学振型摩擦試験機、カナキン 3 号綿布エチルアルコール含浸、荷重 500g で 200 往復での剥離の有無 異常無し
耐ガソリン性 ハイオクガソリンをカナキン 3 号にしみ込ませ荷重 500g で学振 100 往復後の塗膜の外観変化 異常無し
耐摩擦性 学振型摩擦試験機、カナキン 3 号綿布、荷重 500g 1000 往復での色落ちの有無 異常無し
耐打抜性 プレスによる打ち抜き 異常無し
耐溶剤性 酢酸エチルをカナキン 3 号綿布、荷重 500g 10 往復での塗膜状態 異常無し
耐屈曲性 屈曲試験機 180 度折り曲げで塗膜にひび割れが発生しない条件 2mm 以下
耐ブロッキング性 荷重 200g/cm2 60℃ 100 時間 異常無し
促進耐候性 (カーボンアーク)ウエザーメータ BP 温度 63+/-3℃ 降雨 18 分/120 分変褪色、剥離の有無 400~600 時間 (異常無し)

試験条件

  • 印刷条件 【80W/cm メタハラ2灯 15cm高さ ベルトスピード10m/分】【原反 :塩ビステッカー(VKインキ上)】 【T-300】
  • 上記試験結果は当社での試験結果であり、保証値ではありません
  • 本カタログに記載されている情報は、予告なく変更する場合が有ります。

よくある質問

FAQ

スクリーン印刷とは何ですか?

スクリーン印刷とは、孔版印刷の一種で、「パターン支持材として紗を用い、その上に作られた版画像を通してスクリーン印刷インキを被印刷体に転移させ画像複製を行う技術の総称」とされています。

被写体については、空気と水以外の物すべてに印刷が可能であるとされています。もちろん、平面だけでなく、曲面、特殊形状、成形品にも印刷が可能です。

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