帝国インキ製造株式会社

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第一回高機能塗料展 出展レポート

開催概要

第一回高機能塗料展 2018

当社は「第一回高機能塗料展」において、塗装およびメッキをスクリーン印刷に代替することで、環境負荷物質の削減と 生産性向上を実現するインキをご紹介致しました。また、センサーの受光口に印刷することでセンサーを隠し、 センサーの精度向上を実現させるセンサー用インキ等も出展致しました。

期 間: 2018年12月05日 ~ 12月07日
会 場: 幕張メッセ
公式HP: http://www.coating-japan.jp/

第一回高機能塗料展

出展内容のご紹介

1. 塗装代替(塗装レス)としてのフィルムインサート成形(FIM/IMD)のご紹介

1. フィルムインサート成形とは

Film Insert Molding/ In-Mold Decoration(FIM/IMD)とも呼ばれ、 スクリーン印刷されたフィルムを金型内に挿入し、一体成形により成型品を加飾する工法です。

塗装代替(塗装レス)を実現するフィルムインサート成形の工程
(1)加飾フィルムへの印刷 (2)フォーミング (3)トリミング (4)インジェクション
塗装代替を実現するフィルムインサート成形(FIM/IMD)の工程
ピアノブラック(漆黒色)・ミラーインキ(メッキ代替)をロールコーターで印刷した例
ロールコーター用インキ

 

2. フィルムインサート成形の優れたデザイン再現性

フィルムインサート成形は、印刷による加飾のため塗装では難しい多色・細線・グラデーションを使用した自由なデザインが可能となります。 当社の成形用高精彩インキを使用することで、100µmレベルの細線とグラデーションドットによる 今までにない超高品質なデザインが可能になります。

塗装では不可能なカラー分解と100µmレベルの細線を含むデザインの例(成形用高精彩インキ使用)
塗装代替とカラー分解
塗装では不可能な100µmレベルのドットによるグラデーションの例(成形用高精彩インキ使用)
塗装代替とグラデーション

 

3. フィルムインサート成形と塗装の比較

上記の通りフィルムインサート成形は、塗装では難しい多色・細線・グラデーションによる自由なデザインが可能となります。 優れた意匠性の他に耐性・生産性(部品数の削減・少ロット対応)にも優れています。

項目 フィルムインサート成形 塗装

意匠性

複数色・細線・グラデーションと緻密な位置合わせにより自由で高品質なデザインが可能。 (当社の高精彩インキの使用で、100µmの超高品質デザインも可能です。)

基本的に単色のみ。
細線・グラデーションによるデザインは不可。

仕上がり

フィルムへの裏面印刷のためフィルムの透明感と多層印刷による深みのある色味が可能。 塗装のようなダレも発生せず、大きな面積に高品質な加飾も可能。

多層塗装により深みのある独特の色味が可能。
ダレ対策が課題。

各種耐性

裏面印刷のために耐傷付性などに優れている。

塗装面がむき出しとなるために耐傷付性に課題あり。

作業性

省スペース・簡素な工程で高品質な加飾が可能。

工程数が多く・複雑でダレ対策など品質対策も困難。
特別な塗装ブース・換気設備なども必要。

環境対応

塗装と比較してVOC発生の低減が可能。(更に当社はハロゲン等の環境負荷物質を含まないインキも準備しています。)

塗装工程においてVOCが多く発生。

コスト

大量量産・少量多品種のどちらにも対応可能。
ロールコーターによる印刷効率化で更に生産性が向上。
複数の部品を一体化して加飾により部位を区別する設計により、製造の大幅な合理化も期待できる。

工程数が多く複雑なため生産性向上に制約がある。
塗装ブース・環境対策の設備などの設備投資も必要。

 

 

2. 自動運転・AI化を支えるセンサー用インキのご紹介

1. センサーの受光口に印刷することでセンサーの隠蔽や精度向上を支援

センサー用インキ(赤外線透過インキ(IR透過インキ))は、センサーが検知すべき波長を透過させ、 その他の波長(可視光・紫外線など)を遮断する機能を有します。 スマートフォンなどの通信機器のセンサーの受光口にスクリーン印刷され、センサーを隠したり、意図しない光の侵入による 誤動作防止等に貢献しています。

使用例:

スマートフォン用センサー、自動運転用センサー、工場・設備の自動化用センサー、 セキュリティー用途のセンサー(入室管理、本人認証、他)

 

センサー用インキの仕組み
センサー用インキの仕組み

 

2. デザイン性とセンシング機能の精度向上の両立

センサー用インキの自由な加飾性は、センサー受光口をただ隠すのではなく、意匠性付与に利用することも可能です。 また、センサー用インキに耐傷付性等の機能性を付与することで、センサーの精度向上に更に貢献します。

センサー上をセンサー用インキの色サンプルで覆っても正しく手を認識している例
自動運転イメージ
赤外線の透過と濃厚なパール色を両立した例(上記で使用した色サンプルより)
指紋認証機器

 

3. 可視光の透過による隠し印刷への応用

センサー用インキは、IR(赤外線)領域の波長以外に可視光領域の波長も選択的に透過させることが可能です。 この機能を応用することで、通常は他の部位と一体化させて必要な時のみ表示させるようなカーナビ・ディスプレイが可能となります。

バックライトが無い時はグロス・マットの美しい黒色を実現
自動運転イメージ
バックライト照射すると隠していた模様を発現
指紋認証機器

3. メッキ代替(メッキ代替)による環境負荷物質の低減とコスト削減の両立のご紹介

1. 高い光沢の実現するミラーインキ(鏡面インキ)

メッキをスクリーン印刷に代替することで、環境負荷物質の低減とコスト削減を同時に実現します。 家電製品、携帯電話、自動車内装等に使用されています。 また、鏡面の持つ光の反射力を活用し、照明機器・光学機器・電子機器の部材等に応用が可能です。

鏡のような鏡面にピンク色の成形物が映りこんだミラーインキの例
透明インキとの組合せでミラーインキに鮮やかな色を付与した例
ミラーインキと成形を組み合わせた例(パールシルバー色、赤・黄色の付与、他)

 

2. ミラーインキとメッキの比較

ミラーインキの優れた機能をメッキと比較してご紹介致します。

項目 ミラーインキ メッキ

意匠性

複数色・細線・グラデーションとの組み合わせ、ワンポイントの金属調のロゴ等、自由なデザインが可能。

基本的に全体へのメッキになり、他のデザインとの組合せは不可。

金属光沢

フィルム・ガラスにメッキに近い金属光沢を実現。特にガラスは鏡と同等の鏡面が実現可能。

磨かれた金属ような光沢を実現。

各種耐性

印刷面が裏側となるために耐傷付性など耐性に優れている。

メッキ面がむき出しとなるために腐食等、耐性向上の対策が必要。

環境対応

重金属・ハロゲン等の環境負荷物質を含まない。

メッキ工程で有害物質である重金属を含む材料を使用。

コスト

工程数が少なく簡素なため大量量産・少量多品種のどちらにも対応可能。 廃液の処理など環境対策の費用も必要なく、メッキ代替による大幅なコスト削減が可能。

工程数が多く複雑。有害物質を含む廃液の処理など環境対策にも多くの費用がかかる。

 

 

4. 高精彩インキ(高品位・高精細スクリーンインキ)のご紹介

1. 100µmレベルの細線・ドットが可能にする超高品質なデザイン

高精彩インキは、従来のスクリーン印刷では困難であった、ライン&スペース100µmの細線、 ドット径100µmのグラデーション、濃厚で均一なベタを可能に致しました。

微細印刷が可能にする超高品質なデザイン
高精彩インキ(高品位・高精細スクリーンインキ)
100µm 幅の細線で円を描くデザインをにじみなく再現した例
高精彩インキ(高品位・高精細スクリーンインキ)

 

2. 100µmの細線と機能性の組合せによる工法の代替

高品質な微細印刷機能を持つ高精彩インキに機能性を付与することで、スクリーン印刷の安価な設備と少ない工程による 微細性と機能性の両立が可能になりました。 例えば、レジストインキを利用してエッチング工程を必要とする工法を代替することで大幅なコスト削減が可能となります。

機能性と加飾の応用が可能なL/S 100µmの高品質な印刷例
高精彩インキ(高品位・高精細スクリーンインキ)
様々な応用が可能なL/S 100µm(ドット径は250µm)の高品質な印刷例 (ガラスへの印刷例)
高精彩インキ(高品位・高精細スクリーンインキ)

 

5. 製品の鮮度を保つ自己修復クリアーなど耐傷付性に優れたクリアーのご紹介

1. 擦れ等で発生する傷を自ら補修する自己修復クリアー

自己修復クリアーは、商品の使用時に発生する表面のひっかき傷や摩耗傷を塗膜の持つ自己修復機能で 目立たなくし、新品のような状態を維持するクリアーです。高い弾力性を持つ塗膜は滑り止め用の クリアーとして応用が可能です。

使用例:

自動車内装、家電製品、スマートフォン

 

金ブラシで何度も擦っても自己修復機能により美しい状態を維持している例
自己修復機能

 

2. 塗膜構造の制御により高い耐擦傷性を実現した耐傷付き防止クリアー

耐傷付き防止クリアーは、塗膜の柔軟性と硬度のバランスにより高い耐擦傷性を実現したクリアーです。 この高い耐擦傷性を応用することで、製品量産時の傷防止用ラミネート工程を削減することも可能です。 当クリアーはグロス値0.5の超マットを実現しているので、視認性を重視する自動車のメーター等に最適です。

使用例:

自動車メーター、家電製品、スマートフォン

 

塗膜の柔軟性と硬度のバランスさせた優れた塗膜構造
耐傷付き防止クリアー塗膜構造
耐傷付き防止クリアーを自動車メーターに使用した例
耐傷付き防止クリアーを使用した自動車メーター

 

※ご紹介したインキ・工法・試作品についてのお問合せはこちらから

6. 非導電機能による電子機器のデザイン性と品質の両立のご紹介

1. 非導電とメタリックデザインの両立

メタリックデザインは、導電性のあるメタリックパウダーを使用するために  塗膜の通電による電子機器への障害が心配され、使用が控えられてきました。 しかし、この非導電メタリックインキ(通常のメタリックインキの1万倍以上の電気抵抗値 (109Ω以上))により電子機器へのメタリックデザインの使用が可能となりました。

使用例:

家電製品、携帯電話、自動車、電子機器

 

粒径のバリエーションにより様々な表現が可能な非導電メタリックインキの例
メタリックインキに色を付与した例(今回未出展)

お電話でのお問い合わせ

03-3800-9911

受付時間:9:00~17:30(土・日・祝日を除く)

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